こんにちは!高木塾豊中駅前校です!
「うちの子、どうしても数学が苦手で……」
「英語が嫌いでやる気が出ない……」
保護者の方から、よくこんなお悩みをお聞きします。
実際、学習相談の中でも「苦手科目をどう克服するか」は非常に多いテーマです。
子ども本人も「苦手はなんとかしたい」と思っているのに、何から手をつければいいか分からないまま放置してしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、苦手科目を克服するための具体的なステップを、小学生〜高校生まで幅広く使える形でお伝えします。
お子さまの勉強をサポートする保護者の方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
なぜ苦手科目が生まれるのか?
そもそも、なぜ子どもは「苦手科目」を持ってしまうのでしょうか。
多くの場合、原因は次のように整理できます。
一度つまずいた単元を放置している 理解不足のまま先に進んでしまった 演習量が不足している 「自分にはできない」という苦手意識が強い
つまり、 「理解不足→苦手意識→勉強しなくなる→さらに理解があいまいになる」
という負のスパイラルに陥っているのです。
この負の流れを断ち切るには、
✅ どこでつまずいているのかを明確にする
✅ 小さな成功体験を積み上げる
✅ 勉強量を増やし自信を回復する
という3つの視点が必要です。
苦手科目克服のための5つのステップ
ここからは、塾でも実践している「苦手克服のための5つの流れ」を具体的にご紹介します。
1. 苦手の原因を分析する
「算数が苦手」と一言で言っても、
計算が苦手なのか、文章題が苦手なのか、図形が苦手なのか、
苦手の原因は生徒ごとに違います。
テストやドリルを見返して、
✅ どの単元でつまずいているのか
✅ どういう問題形式で間違いが多いのか
を客観的に分析することが最初の一歩です。
保護者の方も一緒に間違えた箇所を確認し、
「どこからやり直せばいいのか」
を明らかにしてあげましょう。
2. つまずき単元を「基礎」に戻って復習する
苦手科目の克服には「基礎に戻る」ことが絶対に必要です。
小学生の算数であれば四則計算、中学生の英語ならbe動詞の使い方、といった基礎を再確認します。
苦手な子どもほど「新しい問題をたくさん解こう」としがちですが、
その前に基礎の理解を完璧にする方が、結果的に近道になります。
3. 小さな成功体験を積み上げる
「分かった!」「できた!」という体験が、苦手意識を克服する最大のカギです。
1問でも解けたらしっかり褒める 以前できなかった問題ができるようになったら声に出して認める その単元だけの小テストを作り、合格したらご褒美をあげる
といった形で、小さな成功を積み重ねていきましょう。
達成感はやる気を支えるエネルギーです。
4. 勉強方法を見直す
「苦手」だと感じる子は、やり方が合っていないことも多いです。
例えば
✅ 英単語をひたすら書いて覚える → 覚えられない
✅ 数学の解説を読んでいるだけ → 理解したつもりで終わる
といったケースがよくあります。
その場合、
✅ 単語を「声に出して覚える」
✅ 数学の問題を「自分で解く→答え合わせ→やり直す」
など、自分に合った学習法を見つけ直すことが大切です。
塾の先生や学校の先生に相談するのも有効ですよ。
5. 日々の学習習慣を定着させる
克服には、やはり「継続」しかありません。
短期間での一夜漬けよりも、毎日少しずつ続ける方が圧倒的に成果につながります。
特に苦手科目は
✅ 1日10分でも触れる
✅ 短時間でもいいから「毎日やる」
という積み重ねを意識してください。
学習習慣が定着すれば、最初は苦手だった教科も「少し得意かも」と感じる瞬間が必ずやってきます。
科目別の苦手克服アドバイス
ここからは、塾の現場で特に相談の多い「苦手科目」の克服ポイントを、科目ごとに整理しておきます。
算数・数学
計算ミスが多い場合 → 計算プロセスを1行ずつ確認する習慣をつける。途中式を飛ばさない。 文章題が苦手な場合 → 問題文の意味を線を引きながら読み、式に直す練習を徹底する。 図形が苦手な場合 → 図を書いて理解するクセをつける。問題文を読んだらまず図を書く。
英語
単語が覚えられない → 書くだけでなく「声に出す」「覚えた単語を文章に入れる」など多角的に覚える。 文法が苦手 → 1つの文法単元に絞り、短期間で集中して復習する。 長文読解が苦手 → いきなり全文を理解しようとせず、段落ごとに区切って読む練習をする。
理科・社会
暗記が苦手 → 覚えたことを人に説明するアウトプット学習が効果的。 単元が多くて混乱する → 学校のワークや塾のプリントを「単元別」にまとめて整理する。 用語が覚えられない → ノートにまとめるときにイラストや色分けを使い、視覚的に記憶する工夫をする。
苦手克服には保護者のサポートも大事
苦手科目に取り組む子どもは、自信を失っていたり不安を抱えていたりします。
保護者の方は「勉強しなさい!」とだけ言うのではなく、次のようにサポートしてあげてください。
✅ 取り組めたことをまず褒める
✅ 解けなかった問題にイライラしない
✅ うまくいかないときは一緒に振り返る
✅ 学習計画を一緒に立ててあげる
「やってみよう」という気持ちを支えるのは、身近な大人の一言です。
応援してもらえるだけで、子どもはまた挑戦しようという勇気が湧いてきます。
まとめ:苦手は克服できる
子どもにとって苦手科目は大きな壁に見えるかもしれません。
しかし、
✅ 苦手の原因を分析し
✅ 基礎からやり直し
✅ 小さな成功体験を積み
✅ 勉強方法を改善し
✅ 習慣を続ける
という5つのステップで、確実に克服できます。
「苦手は一生続くもの」とあきらめる必要はありません。
今からでも遅くはありませんし、むしろ「気づいたときがスタート」です。
当塾では、一人ひとりの苦手に合わせた個別サポートも行っています。
「どこから手をつければいいか分からない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
一緒にお子さまの「できる!」を増やしていきましょう。
