こんにちは!高木塾豊中駅前校です!
「うちの子、なかなか勉強に向き合わない」「どう声をかければいいのか分からない」
保護者の方から、よくこんな悩みをお聞きします。
子どもに「勉強しなさい!」と強く言えば反発し、放っておくと成績が下がる。
どのように声をかければ、子どもが前向きに勉強に取り組むのか悩む方は少なくありません。
この記事では、子どものやる気を引き出す「声かけのコツ」と「子育てのヒント」を、具体的にお伝えします。
お父さん・お母さんのちょっとした声かけで、子どもは大きく変わりますよ。
なぜ子どもは勉強にやる気を出せないのか?
そもそも、どうして子どもは勉強にやる気をなくしてしまうのでしょうか。
大きく分けて以下のような理由があります。
勉強の目的が分からない 成績が伸びないことで自信を失っている 勉強以外のことに興味が向いている 勉強の仕方が分からない
子どもにとって「勉強=楽しくないもの」になってしまうと、ますますやる気が下がってしまいます。
まずは、 子どもが何に困っているのか を保護者の方が理解してあげることが大切です。
声かけの基本:責めるより寄り添う
子どもに勉強をしてほしいとき、
「なんでやらないの?」「またサボって!」
とつい責める言葉をかけてしまうことはありませんか?
これは逆効果になるケースがとても多いです。
特に思春期の子どもは「勉強しなさい」と言われるほど反発する傾向があります。
大切なのは、
✅ まず受け止める
✅ 気持ちに共感する
✅ そのうえで前向きに促す
という声かけです。
たとえばテストの点数が悪かったとき、
「こんな点数じゃだめでしょ!」
ではなく、
「悔しかったね。次はどうしようか一緒に考えようか」
と寄り添う声かけをすることで、子どもは「分かってもらえた」という安心感を持てます。
モチベーションを上げる声かけの具体例
1. 結果より努力を褒める
「90点取れてすごい!」
もいいですが、
「毎日コツコツやってきた成果だね!」
と 努力を認める 声かけがとても大切です。
結果だけを褒めると、点数が悪いときに「自分には価値がない」と感じやすくなります。
努力を認める習慣をつけると、子どもは挑戦する勇気を失いにくくなります。
2. 小さな達成を一緒に喜ぶ
大きな成果ではなくても、
「今日は30分集中できたね!」
「この1問できるようになったのはすごいね!」
といった、小さな進歩を一緒に喜ぶことがポイントです。
こうした積み重ねが、自信を取り戻す大きな支えになります。
3. 「どうしたらできるかな?」と一緒に考える
「なんでできなかったの?」ではなく、
「どうしたらできるようになるかな?」と未来志向の声かけに切り替えましょう。
責めるのではなく「一緒に考えよう」というスタンスで接することで、
子どもは前向きに次の行動を考えやすくなります。
4. 失敗を肯定的にとらえる
失敗したときに
「ダメだね」「次は頑張ろう」だけで終わらず、
「失敗しても大丈夫。挑戦できたことが素晴らしい」と伝えることが大事です。
失敗を恐れすぎると、新しいことにチャレンジできなくなってしまいます。
「失敗しても大丈夫」という空気を作るのは、保護者の大きな役割です。
子どもの自主性を伸ばす声かけ
子どもが主体的に勉強に向かえるようにするには、
自主性を伸ばす声かけも意識しましょう。
「どこから始めたい?」 「今日はどの教科をやる?」 「どのくらいの時間でやってみようか?」
このように選択肢を渡してあげると、
「自分で決めた」という感覚が芽生えます。
これが自主性を大きく育てる原動力です。
年齢別の声かけポイント
小学生
小学生には「結果よりプロセス」を褒める声かけを。
失敗しても「挑戦したことがえらいね」と伝えるだけで、
「もっとやってみよう」という気持ちが強くなります。
また、低学年では特に「短い言葉で具体的に」褒めるのがおすすめです。
「字がきれいに書けたね」「今日の計算が早かったね」など
すぐ分かることを伝えてあげましょう。
中学生
中学生は思春期の反発期です。
「勉強しなさい」という押しつけは逆効果になりやすいので、
「困ったときは話してね」
「何か手伝えることある?」
と、少し距離を置きながらサポートする声かけが大切です。
また、定期テストや受験などプレッシャーが大きくなる学年なので、
「点数だけでなく、頑張ったプロセスを認める」
「落ち込んでいるときは一度話を聞く」
という意識を持つと、信頼関係が壊れにくくなります。
高校生
高校生になると、自分の人生に対する考えを持ち始めます。
親が細かく指示するよりも、
「将来どうしたい?」
「目標に向かって今、何が必要かな?」
と問いかけ、考えさせる声かけに変えるのがポイントです。
進路選択のタイミングでも
「応援しているよ」「困ったら一緒に考えよう」
と寄り添うスタンスを忘れないでください。
親自身がストレスを抱えないことも大事
保護者の方の中には、
「子どもの成績が悪いのは自分の責任では」
と自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、保護者が不安やストレスを抱え込むと、
子どもにもその不安が伝わってしまいます。
だからこそ、保護者の皆さん自身も
✅ 趣味やリフレッシュの時間を持つ
✅ 子育てを一人で抱え込まない
✅ 塾や学校の先生に相談する
といった「自分を助ける行動」を取ってください。
親が安定していると、子どもも安心して勉強に向かいやすくなります。
まとめ:保護者の声かけで子どもは変わる
「子どもにどう声をかけたらいいか分からない」
そんなお悩みを抱える保護者の方はとても多いです。
でも、
✅ 努力を認める
✅ 小さな成功を一緒に喜ぶ
✅ 未来に向けた問いかけをする
といったシンプルな声かけの積み重ねで、
子どもは驚くほど前向きに変わっていきます。
お子さまの成長を長い目で見守りながら、
時には塾や学校など第三者のサポートも上手に活用していきましょう。
もし「どう声をかけたらいいか迷っている」という場合は、
高木塾でも保護者相談を受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。
